格安ツアーの落とし穴

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レンタル品の不備

格安ツアーでのダイビングにおける「機材の不備」は、これらのツアーを体験された方であればご存知でしょう。まずレンタル品自体が古く、経験者の方はもちろん初心者の方から見ても、安全性に不安を覚えることが多いようです。またウェットスーツなどは、サイズが一通り揃えられていないことが多く、サイズの合わないものを使用することもあります。ひどい業者であれば船に替えを用意していないことすらあるのです。また沖に出た後にサイズが合わないことが発覚した場合には、ダイビングスポットから引き返さなければならないこともあります。船を借りる時間は決まっていますので、その分ダイビングを楽しむ時間が減ってしまうのです。

さらに不安を増大させるのが工具の不備です。業者によっては船にダイビング機材を調整するための工具を搭載していないことがあります。ダイビング機材は、いわば海中での“命綱”、ダイバーの生命を預けるものです。その機材の調整が不充分であれば、大事故に繋がる可能性さえあります。こうしたツアーに参加したダイバーによれば「不安を抱えたまま潜り、まったく楽しめなかった」とのことです。

情報伝達の不備

一般的に、ツアーに参加するダイバーの情報(ダイビング歴、レベルなど)は、ツアーを組んだ旅行会社により現地のスタッフにあらかじめ伝えられます。この情報に合わせて、現地スタッフはダイビングポイントなどを調整し、ダイバーのレベルごとに、それぞれが無理なく楽しめるダイビングプランを作成します。

ところが格安ダイビングツアーでは、これらの情報がまったく現地スタッフに知らされていない、というケースがあるそうです。そのため、初心者ダイバーが上級者ダイバーと同じポイント・深度まで潜るはめになることもあるとか…。これは大変に危険な行為です。上級者ダイバー向けのダイビングポイントには、初心者ダイバーでは自分を制御しきれない程に潮の流れの速い場所などが含まれていることが多いのです。

レベルを合わせてくれない

格安ツアーのダイビングには、しっかりとしたインストラクターが付かないことが多いようです。たとえばツアーに参加される方はそれぞれ体力もレベルも異なります。にもかかわらずレクチャー時間などインストラクターの各種対応は、初心者であろうと上級者であろうと同一であることが多いのです。この場合、上級者ダイバーであれば問題ないでしょうが、初心者ダイバーの場合「え?これでレクチャー終わり!?」と困惑してしまいます。その回は何事もなくダイビングが終了したとしても、初心者としては「命からがら…」といった感想を抱いてしまうことが多いようです。逆に上級者ダイバーと同じに扱われたということで、自分の能力を過信してしまい、その後に事故を起こすダイバーもいます。